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スタッフインタビュー・野口彩花獣医師

これから獣医師を目指す方々、馬の獣医師として働きたい、という方々に向け、2022年11月よりうちの診療所にて勤務している野口彩花獣医師にご協力いただき、お話を聞いてみました。

入社してまだ1年ちょっとの野口先生ですが、2023年4月からは宿直業務もこなしており、勝島支部にとってもなくてはならない戦力として活躍してくれています。

答えにくい質問もあったかと思いますが、できるだけ包み隠さず思いのままに語って欲しいとお願いしたので、実際に現場で働いている先生の生の声をお伝えできたらと思っております。

なぜ、獣医師になろうと思いましたか?また、なぜ馬の獣医師になろうと思いましたか?

動物が好きで、動物に関わっていられる職業に就きたいと考え、獣医師を目指しました。大学に入学して馬術部に入り、馬の可愛さやダイナミックさに魅了され、馬の獣医師になろうと思いました。

入社動機について、教えてください。

以前は別の診療所で、主に育成牧場の馬の治療に携わっていました。働くうちに、よりレースに近い現場で働いてみたいと思うようになりました。そんなときに渋谷ホースクリニックの求人を見つけ、ここなら馬をより良い状態で使役するための治療を学ぶことができるのではと考え、入社を希望しました。

入社してみて、実際競馬場で仕事をしてみて感じたことはありますか?

禁止・規制薬や、レース前には禁止されている治療などもあり、そこは最も気を付けなければならないと感じました。また、着順という形で評価がはっきり出るため、シビアな世界ではあると感じました。

院長の印象について、教えてください。

仕事全般において、合理的に物事を進めておられる印象です。また、馬の状態や治療についてクライアントに説明する際にも忌憚なく話をされており、信頼関係をしっかりと構築されているのだと思います。

この仕事ならではのやりがい、おもしろさ、辛さ、キツさなどがあったら教えてください。

治療をして馬の状態が良くなったり、それを喜んでもらえるとやりがいを感じます。ただ、怪我の心配は常にあります。おとなしい馬であっても、ある程度の緊張感を持って臨むようにはしています。
また、馬の疾病や故障の度合いによっては諦めなければならない場合もあり、それを見るのはやるせない気持ちになります。

この仕事をするにあたり、大事にしていることはありますか?

診療において、ごまかしたり手を抜いたりせず、誠実な仕事をすることを心がけています。
また、人馬共に治療中に怪我をしないように、ということは念頭に置いています。

今後の目標・やってみたいことなどがあったら教えてください。

馬にとって適切な診断・治療を提案できる獣医師になりたいと思っています。そのために、日々の診療の中で、一つずつ知識や技術を身に付けていきたいです。

これから競馬場の獣医師を目指す方へ、メッセージをお願いします。

競馬場では、多くの馬たちを診ることができます。また、それぞれの馬たちが日々の調教によって変化する様子も間近で観察することができます。競馬場でこそ身に付くことも数多くあると思うので、是非頑張って欲しいです。
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